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アサウラの生存観察室

皆様の優しさによって生かされている者の記録です。



 8月某日、私、アサウラとイラストレーター赤井てら氏の二人は縁あって、エアソフトガン業界では知らぬ者のいない、〝世界も認めたNo.1ブランド〟でお馴染みの『東京マルイ』さんへお邪魔させていただきました。

 サバゲを楽しむ人なら必ずお世話になると言ってもいい、超有名メーカーさんです。





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(昔、私は近隣に住んでいたこともあり、この看板をよく見上げていたものです。まさか中に入れる時が来るとは……)







 まぁ、縁というか、LINE文庫エッジより9月5日に発売されましたる『サバゲにGO! はじめてのサバイバルゲーム』にマルイさんにご協力いただいた関係ですな。




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 ちなみに本作は……



『サバイバルゲームに興味がある・どんなものか知りたい』

『サバイバルゲームをやってみたい』

『ってかサバイバルゲームをやってる』


 ってな、人にオススメな一作になっております。










 未経験の方にはハウツー本として、経験者には初めての頃の懐かしさやあるある的なものを感じていただければ……そして、業界全体のユーザー数が増える事を祈って、作成しております。






 ちなみに製作するに当たり、未経験者だった赤井てら氏、担当さんの二人にはサバゲを初めていただき、生きる資料(物理)となっていただいたので、ガチで初めてやる人の疑問や不安などがリアルめに織り込んであったりします。
(そのため、あえてサブタイトルはわかりやすさを最優先してダサくしたのです……!)





 また、東京マルイさんのご協力も入っているので、安心してお読みいただけるのではないかと!






 もちろん、本作はただのハウツー本ではなく、物語としてもきちんとしたものになっています。

 社会人二年目の貞夫と、幼馴染みの大学生のシノが、何故かエアガンショップに迷い込み、そこで舞白姉妹と出会い……てんやわんやしているうちにサバイバルゲームを始める事に……ってな感じの内容です。




 銃を持って戦うお話ではありますが、誰かを恨んだり、憎んだり、勝たなきゃいけない!といった義務や使命、必死さのない……あくまでサバイバルゲームという『大人の遊び』の楽しいお話になっていますので、疲れた時にでも気楽に楽しめるものになっているかと思います。

 ある意味で、日常物って感じですね。











 さて、本の宣伝も無事に終えたところで……!











 いざ、マルイさんの内部へ……!











 今回応対していただいたのは、Twitter担当さんと……皆さんご存じデカ広報こと、島村さん!



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(エアガンのネット記事、雑誌などや、イベントでもお馴染みの東京マルイさんの広報さんです)



(東京マルイ新商品のMk46Mod.0のPVより)










 わー、よく見る人やー、とちょっとお会いした時点で嬉しくなったり。










 折角お邪魔させていただいたので……今回いろいろと質問させていただきました。

 そりゃもう作品関係から、単に個人的に聞きたいことなどまで……!











※ご注意:質問の順番や細かい言葉周りの部分などに若干の調整が入っています。







●このたびは、本作『サバゲにGO!』にご協力いただき、まことにありがとうございます。今回、ご協力をお願いした事に対して、マルイさん的にご迷惑ではありませんでしたでしょうか?



(Twitterご担当)
 基本的に、おかしな使い方でエアソフトガンのイメージダウンに繋がらなければ歓迎な方向です。
 ダメですよって言っているような使い方を作品内でされると、お客様にも示しがつかないものですから。
 今回小説を読ませていただいて、ビックリしたんですけど、そういった部分にもの凄く気を遣って書かれていますよね。マルイとしてはとてもありがたく思いました。
 そうした事からも、今回マルイとしては全力で推したい内容でしたね。





――ありがとうございます。
 少しでもサバゲーユーザーが増えたらと思いまして、がんばらせていただきました。





(島村さん)
 想いは一緒ですね(笑)。
 本当に、そう思っていただけるみなさんのおかげで、業界は活性化してると思いますよ。
 男性ユーザーも、女性ユーザーも増えています。
 ブームがはじまったのは8年前ぐらいからですかね。その頃から徐々に増え始めた印象です。





――電動ガン ハイサイクルカスタムシリーズが出そろったぐらいでしょうか?




(島村さん)
 その後ぐらい、ですかね。
 ブームのピークとしては三年前ぐらいだと思います。



(Twitterご担当)
 ちょっと今、落ち着いたぐらいですね。



(島村さん)
 しかし、ジェットコースターのようにガクンと終焉するのではなく、その後は安定飛行を続けている感じです。



(Twitterご担当)
 銃が登場するライトなゲーム作品の影響もあって、女性ユーザーの方も増えていますね。






※ここから東京マルイさんにおけるタイアップや過去の話などをしていただいたのですが……他社様ということもり、割愛。











●マルイさんの商品は基本的にどれも高品質で、特に次世代電動ガンに至ってはもはや箱だしの時点で手を入れるところがないとさえ思います。このクオリティを生み出している秘訣は何でしょうか?




(島村さん)
 僕らとしましては、当たり前の事をしているだけだと思うんですよね。




(Twitterご担当)
 基本的に他業界の商品でも、買った物が動かないということはないと思います。




(島村さん)
 家電でも何であっても、買って、『使える』のが当たり前だと思うんです。
 そして、マルイは銃を作ってますから、『当たって当たり前』なんです。
 狙った所に当たるのが僕らとしては当然でして、外れるというのは当たり前じゃないんです。
 そういう思いが、『製品のクオリティを支えている原点』なのかなと思います。




――素晴らしい、他のメーカーさんはなかなか言えない言葉ですね(笑)




(島村さん)
 あとは『メイド・イン・ジャパン』で作っている事ですね。
 10歳以上用商品の数点を除いて、全て『メイド・イン・ジャパン』です。
 もちろん、18歳以上用の商品はオール『メイド・イン・ジャパン』で、自社工場、関連工場で作るのを一貫しています。職人の手作りですね。
 そして、マルイのポリシーは、『お客様を喜ばせる』というものがあります。
 ただ弾が出るだけではなく、プラスアルファの喜びや、ワクワク、楽しさ、アイディアを提供するというのをずっとやってきたので、その積み重ねではないでしょうか。
 そういう意識のため、秘訣やコツといったものではないんです。



(Twitterご担当)
 マルイが他のメーカーさんと比べて少し珍しいのは、製品試作品を作った際、その担当や関連部署だけではなく、他製品の担当者全員がチェックことでしょうか。
 思わぬ使い方をされる事もありますし、お互いのノウハウをそこで掛け合わせるような事も行います。




(島村さん)
 お見せはできませんが……ホント、みんなボロクソに書きますよ。
 それは、それぐらい書いていい、というルールなんです。ですから試作品が上がってきた時にみんなで触って、撃って、これがダメ、ここが当たって痛い、これは構造上アブナイかもといったことを、全スタッフが膿を出すように全部書くんです。
 それを担当は受けて、試作品を製品として改善していくというシステムがあるんです。




(Twitterご担当)
 生産時にもまた違う問題が発生することもあったりもしますね。




(島村さん)
 試作した物と生産品では違う問題が起こったりもしますので、事前にできる限りの問題を洗い出しています。
 また、イベントなんかでそうした試作品を置いて、お客さんに使っていただいてその際に耐久性などを見極めたりもします。
 実際、イベント中、皆さんに触ってもらっている時にダメになったりする事もあるんですが、そういう時は急いで修理して、何が壊れたのか、といった事をメモし、後にフィードバックしたりもしています。
 そのため、開発に時間がかかってしまい……申し訳ないんですが、お待たせしてしまう事もあります。





――大きなご苦労があっての、いい商品なんですね。




(島村さん)
 まぁ、物作りの基本ですからね(笑)






※その後、私も愛用している電動ガン ハンドガンタイプのHK45の話をさせていただいたり(結構発売が延期していたので)。





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(一階の受付前にはズラリと並ぶ銃器の数々……素敵)















●私も楽しみにしているMk46 mod.0は2019年内の発売と当初発表されていましたが、現状としてはもう少しかかる見通しでしょうか?
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(Mk46 Mod.0)




(島村さん)
 いや、それがですね、そんな事もないんですよ?(笑)




――あっ……ひょっとして、そろそろイベントとかで……?



(島村さん)
 そうですね、それなりの準備をしています。
 今年中には出せると思いますし、そう遠くない内に何らかの動きがあるはずです。





――おぉ……! ちなみに、これ、公開しても大丈夫なんですか?




(島村さん)
 大丈夫ですよ。結構頻繁に電話とかもかかってきて、応対時とかにもお伝えしてる内容ですので。





――電話というと、ショップさんとか、ですか?




(島村さん)
 いえ。


――…いえ?


(島村さん)
 ユーザーです。





――ユーザー……ユーザーから来るんですか!?




(島村さん)
 僕がダイレクトに取ったりしますし、昨日も三件ぐらい来てましたね。
 皆さん、期待してくださっています(笑)











●ついにマルイさんから満を持しての軽機関銃の発売ですが、これまで軽機関銃を出す予定はまったくなかったのでしょうか?
 てっきり機関銃系は高い負荷がかかる関係から、破損や寿命の短さを考慮して出さない方針だと思っていたのですが……。




(島村さん)
 知る人は知っていると思うんですが、実はマルイは、10年ぐらい前にMINIMIプロジェクトをやっていた事があったんです。
 それはコンバットマガジンなどに掲載された事もあるんですが、その試作品はある程度金型なども出来て、もう少しで発売できるところまで進んでいたんです。

 ただ、海外製のいろんなメーカーから安い物(軽機関銃)が出ていて、市場に溢れていたんです。また、その時のマルイの技術としては主要なパーツを金型で作ることが主流だったため、当時マルイが出したとしたら……多分、その当時で10万円以上の値段がついてしまう。
 そこでいくら「マルイ製」だとしても、果たして売れるのか?という議論があり、その結果、開発が止まった経緯があったんです。
 ユーザーはプロジェクトが進行している事は知りませんでしたけど、マルイからの製品化を希望する声が多かったのは事実なんですけどね。





――なるほど……。ちなみに私の肌感覚ではあるんですが、10年前は今に比べると、一挺の銃にそこまでの金額をかける人は少なかったですよね。





(Twitterご担当)
 そうですね。
 (昔と違い)最近では、初めての方でも高い銃を買われる傾向がありますね。




(島村さん)
 この頃、ホビーの業界で、10万円のザクとかが出始めてて、徐々に感覚がマヒしてきた頃ではあるんですけど、PSG-1の5万円台がフラッグシップで高いって言われる時代でしたから。
 そこで10万円ってなると、「えぇー!」って言われてしまう世の中だったと思います。なのでちょっと無茶な事はできないな、と、プロジェクトは止まってしまったんです。

 結局その、(MINIMIの)金型は長らく放置される事に。

 その後、次世代電動ガンシリーズを何機種かこなす事によって、アルミの切削技術などが凄く向上し、AA-12ではマルイとして初めてFETを導入するなど、10年前から技術レベルが大きく向上してきました。
 そうした今のマルイの技術の粋を集めたフラッグシップとなる何かを作りたい、という話が出て来た時に、10年前の、MINIMIの金型あるし、やれるんじゃん! となったんです……が、結局進行中にMk46になり、以前の金型は全て捨てることに。




(Twitterご担当)
 10年前の時は、外装のほとんどはプラでしたね。
 ただ、ベルトリンクがガチャガチャ動くギミックは、MINIMI試作品の段階で既に搭載していました。
 当時制作したMINIMI試作品は、『東京マルイ大全』という本で、少しだけ写真が掲載されています。









※拝見させてもらったところ、透明ボディで内部構造が見えるものでした。試作品だったとの事。





(島村さん)
 これは昔の電動ガン同様、金型で作ろうとしていたんです。
 しかし、今の時代、それでは……(軽機関銃のサイズを考えると)強度などの問題もありますから。
 だからこそ、その後、向上したマルイのアルミ切削技術の集大成としてMk46に白羽の矢が立ったんです。





――な、なるほど……。まさに満を持して、といった感じですね。





(島村さん)
 まぁ……それでも、大変は大変ですけどね(笑)。
 今の(開発中のMk46)でも七キロぐらいありますからね。四キロほどのM4と同じリコイルシステムを組み込んだとしても、リコイル(衝撃)は半分程度にしかならない。
 つまり、倍のリコイルシステムでようやく、という感じです。




(Twitterご担当)
 そこを倍にすると内部の耐久性などにも問題が出て来ますから。




(島村さん)
 そのため各パーツを全部見直していく、という事をやっていきました。
 発表自体は去年の11月のマルフェス5(東京マルイフェスティバル)ですが、プロジェクト自体はもう3年前からの始動になります。




――やはり、開発にはそれぐらいの時間が必要になるんですね。




(島村さん)
 オール新規、いわゆるメカボックス……心臓部から新たに作るとなると三年はかかりますね。
 簡単なカラーバリエーションならともかくですけど、ちょっとしたパーツを変えるだけでも一年から一年半ぐらいはかかっちゃいますね。




(Twitterご担当)
 ちょっと変えただけでも耐久性に影響が出たりします。その交換したパーツを理由に他のパーツの故障の原因になったりしますので、じっくりチェックする必要があるんです。
 付け替えるだけじゃんって思われるかもしれませんが、実際に作って試してみるとそう簡単にはいかないんです。




(島村さん)
 あと、開発の人間はどうしても、そのちょっとした事ってのが気に入らなくなるものでして、そこをちょっと直すなら、こっちもちょっと直して……となってしまって、その流れで結局まるっと変わってしまうという事が多々あります。






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●マルイさんが新商品にどの銃を出すかというのはどういった方式で決まっているんでしょうか?



(島村さん)
 新製品会議というのがありまして。
 皆さんからご意見もいただきますし、うちのスタッフもいつも大量に考えてて、あれやりたりこれ作りたいと言うんですが……その中でも多少売れる売れないというのがありますので、選別は必要になってしまいます。
 役員達や僕らなどからの意見もありますし……その上で、作りたいものを作っている、という感じですね。





(Twitterご担当)
 この機能を付けたいからこの銃しかないっていうのもあります。
 AA-12がまさにそれでした。






(島村さん)
 あとは、もの凄く小さいものを作ってみたい、もの凄く大きなものを作ってみたいとか、そうした極端な意見があって技術的チャレンジのために、挑戦するために、そうした機種を選択する事もありますね。
 とはいえ、やはり売れる物である必要はあります。
 安くても数千万円以上、場合によっては億単位の投資になりますので、市場の分析などをしないといけないため、何でもいいよ、っていうわけにはいかないですね。






――数千万から数億とは凄いですね。市場といえば、M14なども結構いいタイミングで発売されていましたよね。もうみんな飛び付いていました(笑)。
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(M14)





※いいタイミング:作中内で映画『ブラックホークダウン』が話題になった後、という意味。M14を初め、この映画を見て新しい銃を買いに走った人は少なくないはず。




(島村さん)
 M733とかもですね。
 結構、(マルイは)神風が吹く時があるんですよね。

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(M733)





――M14などは、『ブラックホークダウン』の前から……?







(島村さん)
 前からですね。
 メカボックスからの新規でしたが、試作案とかもあったので、2001年頃に動き出していたかな。






――ですよね、間に合わないですよね。
※『ブラックホークダウン』の日本公開が2002年、M14の発売は2005年ではあるが、新規プロジェクトを組んで動き出し、そこから開発期間を経て……と考えるに、映画がヒットする前から動いていないと間に合わない。






(島村さん)
 あれは……まぁ、いいんですけども……マルイの役員は大反対していましたね。
 これは売れない、と。
 しかし、そんなことない、これは売れますから、とみんなで言って……めちゃくちゃ喧嘩しましたね(笑)
 箱も工夫したり、ウッドとODを同時に出したりと、結構革新的な事をやりました。
 ボルトが閉じるときの音とかにもこだわって、金属素材を変えたりとかね。
 ボルトで思い出したけど、メーカーである以上、「安全面」も考慮しなくてはならないので、フルストロークで動くボルトの危険性、指を挟んでケガをするとか、注意書きをしつこく入れようとか、凄く議論したのを覚えています。
 そして、やっぱり神風ですね、『ブラックホークダウン』(笑)

 AA-12を発売した時も、何故か『エクスペンダブルス』などに登場したり、『プレデターズ』の(地上派での)放送があったり。それに、KSG(ガスショットガン)の時は『ジョン・ウィック』とか……そういう何だかわからないんですが、神風が吹く事があるんですよ。

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(KSG)





(Twitterご担当)
 マルイはどうしても開発に時間がかかるので、(映画の)公開後から開発を始めたのでは間に合わないんです。









●昨今は女性サバゲーマーも増え、また以前から電動ガンボーイズなどで若い世代へのアピールも増えたように思いますが、マルイさんのメインターゲットとしている年齢層はいくつぐらいでしょうか? 




(島村さん)
 今ですと……ボリュームゾーンで3,4,50代。
 僕と同じく、いわゆるモデルガン世代が中心ですね。
 もちろん、下は子供から、上は60代、70代の方もいらっしゃるんですけども、ターゲットとなるとその世代ぐらいじゃないですかねぇ。
 20代にもアピールはしているんですけど、どうしても携帯電話とかゲームとかにお金がかかりますし……。




(Twitterご担当)
 ですが、ゲームやこうした作品(本作・サバゲにGO!)から流れてくるのは、20代、30代が多いと思いますね。
 そういう意味で、こうしたタイアップを増やしたいと、マルイとしては思っています。









●ある意味でプロ中のプロである東京マルイ社員のお二人の愛用している装備等をお教えいただければ幸いです。




(島村さん)
 僕は、ショットガンが好きなんで、M3スーパー90をジョン・ウィック風にカスタムしたものを愛用していますね。
 エジェクションポートを金色にしたり、ショットシェルホルダーを付けたり、あとストックをM4のものにしたりとか。

 ハンドガンは、結構マチマチなんですけど、最近のお気に入りだとグロック19とグロック34を……やっぱりジョン・ウィック風に(笑)。
 あとはM31風にカスタムしたショットガンを……。

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(M3スーパー90)






(Twitterご担当)
 それは何故M31に?(笑)


(島村さん)
 それは……西部警察の大門風に(笑)
 自分は、サバゲもやるんだけど、コスプレ的な楽しみ方をしています。あまり勝ち負けとかにこだわらないで、馬鹿げて、楽しむ方が好きなんで。
 うわーって言ってすぐやられちゃうので満足かなー。
 だから僕、隠れないですよ。堂々と出て行って撃たれるみたいな(笑)





(Twitterご担当)
 一人で刑事ドラマを再現しますよね(笑)





――ちなみにそういう時は、服装的にはどのようなものを?




(島村さん)
 スーツです。




――おぉ!(笑)



(島村さん)
 僕、BDU持ってないんですよ。全部スーツ。6着ぐらい。
 むしろサバゲーはスーツでしかやったことがない、20年以上前から(笑)





――こだわりですねー!




(島村さん)
 デカ・スタイルですね。
 最近はジョン・ウィック(笑)

 昔は全然いなかったですからね、スーツでサバゲーする人(笑)。
 周りから、「いいじゃないですか!」って言われたりもするんですけど……安いお店だとスーツ上下一万円とかですから、普通のBDUレプリカとかと同じ価格で買えるじゃないですか。
 だから、そういう所で買ったらいいじゃんって言うとみんな「次回から俺もスーツでやるわ!」って言うんですけど、やった奴は一人もいない(笑)




(Twitterご担当)
 プレゼンが悪いんじゃ(笑)





――覚悟が入りますからね、スーツは。汚しちゃいけないものっていう認識がありますから。




(島村さん)
 僕は逆に汚さないと気がすまない、綺麗すぎるとわざと転がったり、水に飛び込んだりして(笑)




――それは凄い(笑)




(島村さん)
 それでね? クリーニング屋に持っていったんですよ、汚れたんで。





――スーツですからね!




(島村さん)
 そう、スーツだから! ……で、怒鳴りつけられましてね(笑)
 「なんでスーツこんなに汚すんですか!?」って。
 それ以来、家でしか洗ってないんです。




(Twitterご担当)
 最近は、家で洗えるのもありますから(笑)






※この後、スーツトークへ。時代の変化によるスーツの流行などなど。
 かなり面白かったんですが、さすがに方向性がズレるので割愛。





(Twitterご担当)
 私は完全にAKですね。
 102(次世代電動ガンAK102)を、レールとか全部取っ払って、ベーシックな102にしています。素のAKが好きなので。
 たまにマガジンを変えて、105にしたりとか。
 あとは、AKS74U。
 軽いし、(メタルの)スケルトンストックで振動がガンガン伝わるので、撃ってて気持ちがいいんですよ。ボルトの音も凄くいいんで。

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(AK102)
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(AKS74U サバゲにGO!内のキャラクター・シノの愛銃でもあります)




――ゴリゴリですね(笑)








●メーカーとして今この記事を読まれている方に、これを推したい、という商品等はありますでしょうか?




(島村さん)
 正直いえばうちの商品は全てオススメなんですが、今は……時代なのか、スコーピオンMod.Mが凄く売れているんですよ。

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(Scorpion Mod.M)




――あぁやっぱり!




(Twitterご担当)
 思いの外、金色のパーツが受け入れられたんですよね。




(島村さん)
 ハイキャパゴールドマッチとかもそうですしね。
 でもデザインだけいじってただ製品化しているわけではないんです。
 たとえば、世のトレンドとして、女性が増えてきたとか、サバゲで軽いのが求められているのを見越して、作っているんですよ。
 ですから、ある意味あれはサバゲ、特に昨今増えてきたインドアでのサバゲに特化するってことで、初めから連射マガジンが付属していたりするんです。

 似たような例で言うと、昔、G3SASという架空の銃も、当時、サバゲに特化させて出しているんです。ですから初めから500連マガジン標準装備、小型・軽量、そしてストックは別売にする事で定価を押さえつつ、購入後自分なりに拡張もできるように、と。
 ですので、思いつきとかで出しているわけではないんですよ。




(Twitterご担当)
 ちなみに個人的にはどうなんです?




(島村さん)
 個人的には…………デルタ(次世代電動ガンHK416デルタカスタム)だねぇ。うん、デルタブラック。

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(HK416デルタカスタム ブラック)








●マルイさんって、社員サバゲとかってやられるんですか?




(島村さん)
 社員サバゲー、ありますよ。
 非公認ではあるんですが、マルイのチームがありますね。
 全員でやったり選抜でやったりと、結構いろいろやっていたりします。





――おぉー。ちなみに1階の受付とかにいた年配の方や若い女性方も……?




(島村さん)
 若い彼女は、入社して一年経ってませんけど、やってますよ、サバゲ。
 結構ちょくちょく、みんなから誘われて。
 年配の女性はさすがに……(笑)





――おぉ!




(島村さん)
 それにサバゲーをやると、会社からお金が……。





――それは素晴らしい!




(Twitterご担当)
 いわゆる、福利厚生ですよね(笑)





――サークル活動のような?




(島村さん)
 もちろん、ただ行くだけじゃなくて視察という意味合いもありますしね。
 様子を記録して、レポートとして出すとゲーム代程度のバックがありますね。




――立派な会社ですねー!




(島村さん)
 僕らは遊びを提案する会社ですから(笑)
 他にもアクション映画、戦争映画とか、会社指定の映画を見ると鑑賞代はバックされます。




(Twitterご担当)
 お二人(アサウラ・赤井てら)が銃を経費で買うようなものですよ。





――僕らの経費は……税金対策程度にしかならないんで。結局財布から出て行くんですよね……。
(※フリーランスの経費というのは、それにかかっていた税金がバックされるというだけ)









●名銃として知られているSOCOM Mk23ですが、発売からかなりの時間が経った今でも市場から在庫が消えずに、サバゲーマー達に愛されています。こちらは現在も再生産(絶版ではない、という意味で)してらっしゃるのでしょうか?
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(SOCOM Mk23)




(島村さん)
 発売からもう17年くらい経ってますね。
 いまだに作っています。しかも売れ筋ですね。





――やっぱり! いえね、市場から消えたのを見た事がないなって思っていたので。




(島村さん)
 実はむしろ数が足りないぐらいなんです。
 めちゃくちゃ売れてます(笑)





――性能がぶっちぎりでいいですよね。




(Twitterご担当)
 消音性とかね。
 あと、サイレンサー、L.A.M.、ガンケースも付いてセットのお得感もいいですから。






※この後、何故非ブローバックなのか、とか、某ゲームソフトの話になったのですが……その辺は、いろいろ諸事情もあるようでしたので念のため割愛。……何のゲームかはご想像にお任せします(多分皆様の想像通りです)。
 しかしながら、その流れでFA-MASの話に……。








●東京マルイ電動ガンの第一弾、FA-MASについて。何故かドマイナーなフランスの銃が、第一弾として選択された謎について。

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(FA-MAS)



(島村さん)
 初めから人気者でいくっていうのは、当時のマルイのセオリーじゃないんです。
 普通で考えれば、M16で行くんですが……あえてそっちからいかないっていうのが、うちのやり方なんです。




(Twitterご担当)
 いやちょっと待ってください、次世代電動ガン第一弾のAKが人気者じゃないみたいに言わないでください!(笑)




(島村さん)
 いやそれはまぁ(笑)M4と比べたらさ……(笑)





――確かに何故AKなのか感はありましたね、普通はM4だろと(笑)





(島村さん)
 すでにその時にはM4のプロジェクトはあったんですけど……最初に鉄板のものではいかないんですよ。
 もし万が一、それでコケてしまった時、次でリカバリーができないという考え方があるんです。
 その後のM4ではオートストップを搭載したりや、専用バッテリー(SOPMOD)を出したりと……より改良してより売れ筋にしていった、という経緯があります。
 当時は、ですね。次世代ぐらいまではやっぱりそういう思想がありました。

 あと、開発する時は、比較的小さいものから作る、というものもあります。
 グロック26とか。
 小さいものなら後から大きくできますが、大きいものを小さくするのは……もう大変ですから。






――電動ガン ハンドガンタイプの第一弾のグロック18Cも、その後のラインナップからすると比較的細身でしたね。なるほど。




(島村さん)
 一見何も考えていないようで、結構先の先を読みながらいろいろすすめていたりします。










●発売から何年も生産され続けている製品がありますが、同じ製品でも、後のロットでパーツなどたまに小さな変更がされていますよね? あれは……?




(島村さん)
 これはやっぱり、いいものをお客さんに渡したい、というのがありますので。
 すると、自ずとマイナーチェンジをしていく事になります。ゴムの硬さを少しだけ変えたり、十字のネジを六角に変えたり……と。
 こうした事はあえての公表などは特にしていませんが、いいものにするため、改良を日々行っています。




(Twitterご担当)
 いろいろな対策をした上での発売ではありますが、それでもお客様の手元に渡った後に初めて発覚する問題もやっぱりあるものですから。
 その時のフィードバックを受けて、次のバリエーションで対策して、その技術を前のモデルにも反映させたりして、性能に差が出ないようにしたりしています。

 他にも、こうした方が(製造過程で)組みやすいのではないか、生産効率を上げるためにこうした方が良いんじゃないかということで性能とは関係ない所の改良も行われています。






※その後、銃の改良、設計について……の話題へ。




(島村さん)
 また、設計段階で破損防止、及び改造防止なども考えたりしているんです。
 たとえば、高い負荷をかけると必ず同じところが壊れるとか。そういう設計をしていたりしますね。
 そして、実はその部分は、交換がしやすいように設計してあり、値段も安くなっているんです。





――あー! なるほど、それは確かに……!(身に覚えがある)




(島村さん)
 ですから、壊れたとしても丸ごと交換ではなく、その特定の部分だけが壊れるので、そこだけを直せば、安く簡単に交換できるという設計思想だったりします。




(Twitterご担当)
 実は●●●●の●●●●●●●も、よくお客さんから「折れる」「もっと強くしてくれ」と言われるんですけれど、そこを強くしちゃうともっと高価で、肝心な所が壊れちゃうんです。




(島村さん)
 たとえば、フレーム全体が壊れて何万円よりも、この小さいパーツが壊れて何百円という方がお客さんのとってはいいのではないか、と、そうした全体の事を考えて作ったりしていますね。
 もちろん、壊れない事に越したことはないんですが、ガチガチに硬くしたとして、サバゲ中に転んだらどうなります?
 銃が壊れればクッションとして、人へのダメージは減りますが、もし銃が硬くて壊れなかったら、もろに人へのダメージがきますよね?
 ユーザーはそんなの転んだ方がいけないって言うかも知れませんが、僕らはそういったことも想定してモノ作りをしています。かと言って声高に言う事でもないと思っているので、いろんな事のバランスを調整しながら、製品を発売していますね。




(Twitterご担当)
 ですから、フィードバックをたくさんいただいても、あえてそのままというものもあったりします。









●最後の質問というか、個人的にお聞きしたいことではあるんですが……サマリウムコバルトモーターのショートタイプの発売の予定はありますか?



(島村さん)
 んーーーー……今の所、ちょっと予定はないですね。
 元々HK417用に作ったものですので、あれを他に転用するっていう事は考えていないんですよ。
 HK417自体、4.5キロぐらいあって、やっぱり結構重いんです。
 その重い銃にちゃんとしたリコイルを与えるために、ということで設計したものですので、ショートタイプのモーターを使う銃で、それぐらいの重量のある銃を出すのならやるかもしれませんけど……今は予定がないですね。



――となると、Mk46は……?




(島村さん)
 あれはハイサイクルモータをベースとしたカスタムモーターですね。
 あえて、サマリウムコバルトモーターではなく、ハイサイクルモーターベースのMk46専用モーターなんです。
 色々実験した中で、導き出した答えですね。






 ここにまとめたもの以外でも、『国内向け年間生産数』とか『(修学旅行・社会見学の)学生の見学受け入れ』の話とか、あとは『取材依頼はたくさんくるけど、外部に工場は一切見せていない。唯一見せたのは銃刀法の改正時に警察関係や経済産業省などの関係者ぐらい』といったなかなか聞けないお話などなど……。

 たくさんのいいお話を聞かせていただいたんですが、今回のこの記事ではまとめきれなかったというのが正直なところです。
(※1万字を越えて、キリがなくなりそうだったので…)



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(ちょっとしたお礼として、作中に登場するオリジナルパッチをお送りさせていただきました。ちなみに非売品)



 お邪魔させて改めて感じたのは、マルイさんは、いい意味で昔気質の日本的な会社だなー、と感じました。
 特に、あの二つ目の質問、『高品質の秘訣は?』というものに対しての、『当たって当たり前』という回答はさすがです。
 あれを言えるというのは、本当に自信や実績、そして勇気が必要な言葉だと思います。

 言われてみると確かに商品を買って動かない、性能がおかしい、場合によっては初めから壊れてる……っていうのはおかしな話ではあるんですよね。
 ただ、微妙な品質の海外製品などが市場に増えた昨今、いつの間にやら私もそうした『当たり前』という感覚を失いつつあったように思います。

 また、そうした性能のいい商品を作りながらも、あくまで遊ぶ事、楽しむ・楽しませる事を大事にしているのをインタビューさせていただいたお二人からはっきりと感じられました。


 このたびはお忙しい中、約三時間にわたって我々の相手をしてくださった、デカ広報こと島村さん、そしてTwitterご担当者さんのお二人にはほんっっっとに感謝です!



 ではでは、今回のこの記事、及び、『サバゲにGO!』によって業界が少しでも活性化する事を祈りつつ、この辺で。


 東京マルイさん、ありがとうございました!!


 今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!



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(赤井さんが悩んでいる内に買い損ねた限定品のトールハンマーと、赤井さんに今後イラストを描いて貰うに当たりサイズ感を経験していただくためのHK417、そして……いろいろあって用意していただいたM870ブリーチャー)




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